最終更新日:2014年9月3日

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平成26年第5回定例会 提案説明

 平成26年第5回定例会 提案説明

平成26年9月

平成二十六年 第五回定例町議会提案理由

 平成二十六年 第五回 定例町議会の開会に当たり、町政運営の所信の一端を申し述べるとともに、提案いたします議案等について、ご説明いたします。

 暦の上では立秋が過ぎ、数日前からようやく朝夕が涼しくなり、夜には虫の声も聞こえ始め、秋を感じる季節を迎えております。

 議員各位におかれましては、ご壮健でご活躍のことと、心からお慶びを申し上げます。本定例会のご案内をさせていただきましたところ、お忙しい中をご参集賜り、厚くお礼申し上げます。

 広島市において、八月十九日から二十日にかけ、局地的な短時間の大雨に伴い、大規模土砂災害により亡くなられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、被災地の一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。本町におきましても、「災害に強いまちづくり」に取り組むため、全国瞬時警報システムや防災行政無線を活用して、正確な情報の収集と地域住民への迅速な情報伝達に努め、地域を守る消防団、自主防災組織等と連携強化を図りながら対応してまいりたいと考えております。

 さて、国は、先月二十九日に、各省庁からの来年度の概算要求の概要を発表しております。過去最大の要求となる事業費には、各地で相次ぐ豪雨や地震から住民の生活を守る防災対策や結婚、子育て支援など少子化への対策経費のほか、人口減少や地域経済の活性化対策に取り組む「地域創生」に関連した事業費が要求されております。今後も国の動向に注視して、定住促進や子育て支援を一体的に行うため、関係機関と連携を密にして情報収集に努めてまいりたいと思います。

 私が町政をお預かりしまして、約半年が過ぎ、五月の行政組織の見直しに伴う組織の再編から四か月が経過いたしましたが、新たなまちづくりに向け、町民の皆様や関係機関と一体となり政策を進めております。

 まず、八月十一日には、「ブランド戦略推進委員会」を立ち上げております。十月末には、食に特化したイベントの開催を予定しているほか、「ブランド推進計画」策定に向け、本年度は、町民の皆様へブランドに関する意識アンケートを実施して、町のひと・ものすべてがブランドとなるよう計画に反映させ、また、事業の方向づけも行ってまいりたいと考えております。

 また、八月二十八日には、四季の森文化館におきまして、第一回目の町民まちづくりの会を開催いたしております。二十代から七十代の男女二十六名の方に参加をいただいており、今後、福祉、子育て、観光など地域の課題について住民目線で検討していただき、地域の魅力を最大限に活かした、個性豊かなまちづくりに活かせるよう取り組んでまいりたいと考えております。

 昨日、「福井しあわせ元気国体」と「福井しあわせ元気大会」に向けた、準備委員会発起人会を開催いたしました。十月には大会準備委員会を発足させ、各委員会において、競技会の運営や式典運営等の具体的な事務を協議していくこととなっております。

 国の概算要求においても、人口減少、定住促進の支援が盛り込まれておりますが、七月一日現在の県の人口推計は、七十九万人を割りこみ、二千年以降年々減少傾向にあると発表され、今後も同様な傾向が続くと予想されております。本町も人口減少を見据え、若者定住促進支援事業や放課後児童クラブの充実、子ども医療費無償化の継続など子育て支援を行い、特に若者が定住しやすい環境整備に取り組んでおります。また、テレビCMを活用して、他の自治体に負けない良さをPRしておりますが、既存政策の充実のほか、あらゆる政策の検討をして、人口の減らない町、活力ある町に向けて取り組んでまいりたいと考えております。

 それでは、本定例会に上程いたします議案等について申し上げます。

 平成二十五年度財政健全化判断比率の報告、平成二十五年度の一般会計、特別会計、上水道事業会計の決算認定でありますが、法律の規定に基づき議会に報告、認定をお願いするものであります。

 補正予算につきましては、一般会計の補正予算(第三号)におきまして社会保障・税番号対応個人情報保護制度、いわゆるマイナンバー制度の導入に向け個人情報保護事務の洗い出しと評価書を作成するための委託事業や、冬期間における主要道路及び集落内の交通確保のため除雪事業経費を含む、総額九千百三十七万四千円を計上しております。

 その他、過年度の療養給付金の国庫等への返還金を増額補正する国民健康保険事業特別会計補正予算(一号)や下水道布設工事を補正する農業集落排水事業特別会計補正予算(三号)を上程いたします。

 次に、条例の制定等については、平成二十四年に「子ども・子育て関連三法」が成立し、幼児期の学校教育・保育や地域の子供・子育て支援を推進するため、三件の関係条例を制定するほか、社会福祉法に基づき、社会福祉法人等への助成について、必要な法整備を行うための条例、日本標準産業分類の一部が改定されたことに伴い、本町の関係する条例の一部を改正する条例を上程いたします。

 その他、「永平寺参ロード遊歩道」の完成に伴う町道の認定のほか、永平寺町人権擁護委員三名が、本年十二月三十一日に任期満了となりますので、福井地方法務局に対しまして、再任を推薦いたしますので、法律の規定に基づき、議会の意見を求めるものでございます。

 以上、定例会に提案いたします議案等について、その概要を申し上げましたが、詳細につきましては、上程の際にご説明いたしますので、慎重にご審議いただき、妥当なご決議を賜りますようお願い申し上げます。

 地方にとりましては、依然として厳しい状況の中にあり、なお一層健全で責任ある行政運営が求められているところであります。

 私は、町の活性化と行財政改革のバランスを保ちながら、健全な財政運営を推進し、「町民がまちづくりの主役となる 希望あふれるまち」を目指し、新たなまちづくりを進め、町民の皆様の信頼と期待に応えてまいりたいと考えております。

 以上、本定例会の開会にあたり、所信の一端を申し上げましたが、議員各位におかれましは、さらなる町政発展に向けて、一層のご尽力を賜りますようお願い申し上げまして、開会のごあいさつといたします。

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