最終更新日:2017年11月27日

ページID:003165

印刷

平成29年第6回定例会 提案説明

 平成29年第6回定例会 提案説明

平成29年12月   

平成29年第6回永平寺町議会定例会 町長提案理由

 平成二十九年 第六回 定例町議会の開会に当たり、町政運営の所信の一端を申し述べるとともに、今回ご提案いたします議案等の概要についてご説明いたします。

今年も残すところあとわずかとなり、本格的な冬の到来を感じさせる季節となりましたが、議員各位におかれましては、ご壮健でご活躍のことと心よりお慶び申し上げます。

第六回定例会のご案内を申し上げましたところ、ご参集いただき、厚くお礼申し上げます。

 この度、地方自治法施行七十周年記念式典において、自らの創意工夫により、優れた施策を実施し、地方自治の充実発展に寄与した自治体として、総務大臣表彰という栄誉をいただきました。これもひとえに、議員各位を始め、町民の皆様の地方自治に対するご理解とご支援の賜物と深く感謝申し上げます。

 また、今月二十一日には、大本山永平寺、福井県、町で進めています「永平寺門前の再構築プロジェクト」のひとつである大本山永平寺の宿泊施設の地鎮式が行われました。滞在しながら永平寺で坐禅体験などができる施設として、県内外はもとより広く情報発信し、大本山永平寺及び本町の魅力をPRしていきたいと考えております。

 それでは、町政運営の一端について申し上げます。

 自動走行推進事業について、今月十三日に、パナソニック株式会社が永平寺参ろーどで人工知能(AI)を使った画像認識技術で人や車を区別して安全に停止や回避する最新の技術を搭載した小型電気自動車(EV車)による実証実験を公開しました。

EV車によるデモ走行では、車両を集中管理するモニターを設置し、車内映像や地図上での走行位置がリアルタイムで分かる運行管理システムを披露しました。

 今後、産総研とパナソニックによる実証実験が進むことで自動運転技術の研究・開発が加速し、様々な課題の解決につながり、新たな交通システムが実現するよう、また少子高齢化が進展する地方のモデルとなるよう、県と共に推進してまいりたいと考えています。

 また、来月十四日には、永平寺町IoT推進ラボ選定記念講演会の開催を予定しております。自動走行技術の開発、成果の地元定着を図るとともに、県内外の企業と町内ものづくり企業を中心とする地元企業とのビジネスマッチングの提供等を支援し、地元企業がIoTをより身近に感じていただき、積極的な導入につながるよう支援していきたいと考えております。

 次に、防災について申し上げます。

 先月十五日に松岡西地区・永平寺中地区・永平寺南地区の三地区において、十一月十二日には松岡吉野・坂上地区において、職員の非常召集訓練も併せて、自主防災組織連絡協議会主体による防災訓練が実施されました。

 地域の幼児から高齢者や大学防災サポーター、福井大震災語り部の会628の会員など、たくさんの方々が参加し、訓練の目的の一つでもある、地域コミュニティの機能強化や先ずは身の安全を確保する場所となる避難所の確認等をしていただけたと思います。永平寺南地区では訓練会場を二箇所設け、近隣地区合同で火災発生時の協力体制を確認しました。

 今回の訓練をとおし、改善点も確認されたことと思いますので、町も情報を収集して、自主防災組織連絡協議会とともに検証を行い、今後の災害に備えるためにしっかり対応してまいります。

 次に、行財政運営の推進について申し上げます。

 本町においては、合併以降取組んできた行財政改革により財政健全化が進んでおりますが、財源確保の面では、平成二十八年度から普通交付税の合併算定替措置の段階的削減が始まっており、平成三十三年には措置が廃止されることから、将来にわたる健全財政に取組んでいるところであります。

 このような財政状況の中であっても、町民の安全・安心の生活を確保するため、直面する行政課題への迅速な対応や事業を計画的かつ着実に実施していかなければならないと考えております。

 人口減少や少子高齢化への対策をしっかり行い、子育て世代の支援を引き続き行うほか、新たな雇用機会の確保に向け、まちに投資を呼び込み、働く場が増え、将来につなげていく必要があり、こうした様々な状況変化や財政状況を認識した上で、歳入・歳出のバランスを図りつつ、継続事業の着実な推進や第二次総合振興計画に基づく事業の展開など重点的・効率的な予算配分を行い「将来にわたる財政健全性の確保」を着実に推進していくよう努めてまいりたいと考えております。

 次に、この冬の除雪対策について申し上げます。

 気象庁の長期予報では、日本海側の降雪量は平年並みと予想されており、二十一日には町内の委託業者を、二十四日は町職員を対象とした除雪会議を開催し、除雪体制に万全を期すよう確認を行ったところであり、町管理道路の効率的かつ適切な除雪作業により、安全で円滑な交通の確保に努めてまいります。

 次に、子どもたちの活躍について申し上げます。

 永平寺龍童太鼓が、太鼓祭日本一決定戦の西日本大会で準優勝され、さいたま市で開催される全国大会への出場が決まっております。

 また、県内のチアダンスチームに所属している御陵小学校の児童二名が全日本チアダンス選手権関西予選会にて優勝され、先日東京で開催された全国大会へ出場されました。

 また、来年開催される、福井しあわせ元気国体に向け、花いっぱい運動を進めておりますが、この程、吉野小学校、御陵小学校、志比北小学校が、学校花壇のコンクールで入賞しております。

 学校ごとに、花壇のテーマを設けて、夏の暑い時期から水やり、草むしり等に学校全体で取組んできたことが評価されたものと思います。

まち全体を花いっぱいに彩り、全国から永平寺町に訪れる選手や応援の皆様を暖かく迎えるため、学校をはじめ町民の皆様とともに、まちを美しくする運動を引き続き推進してまいります。

 また、これらの活躍は、町の将来を担う子供たちの継続的な活動の成果であり、目標に向かってがんばる町の子ども達の支援もしっかりと取組んでまいります。

 それでは、本定例会にご提案いたします議案等について申し上げます。

 補正予算につきましては、一般会計の補正予算(第七号)の主なものとしまして、各種制度改正に伴う福井坂井地区広域市町村圏事務組合への負担金、地域未来投資促進法に基づく基本計画において、重点促進区域にて行われる地域経済を牽引する事業計画に対する支援として、事業実施者への補助金を計上したほか、かかりつけ医や訪問診療等の在宅医療を充実させるため、町立診療所の開設に向けた事前調査の委託料や勝山市が制作する映画「ローカル線ガールズ」の製作に必要な費用の一部を、沿線三市とともに支援するための負担金、そのほか過年度事業の精算により生じました各種返還金や台風二十一号により被害を受けた各施設の修繕料を計上しております。

 以上により、一般会計補正予算の総額は、五千九百三十六万九千円となった次第です。これら歳出の財源となります歳入では、国庫支出金、県支出金、財政調整基金繰入金、諸収入により措置をしております。

 次に、国民健康保険事業特別会計を含む四つの特別会計と上水道事業会計及び下水道事業会計の補正予算について申し上げます。

 永平寺町国民健康保険事業特別会計補正予算(第二号)においては、福井坂井地区広域市町村圏事務組合への負担金の増額、及び前年度分の国庫・県支出金の精算に伴う返還金を計上しております。

 永平寺町後期高齢者医療特別会計補正予算(第二号)及び永平寺町農業集落排水事業特別会計補正予算(第一号)、上水道事業会計補正予算(第三号)においては、福井坂井地区広域市町村圏事務組合への負担金の増額を計上しております。

 また、永平寺町下水道事業会計補正予算(第一号)においては、当初計画を上回る新築住宅の建設が見込まれることから、汚水マス設置工事費等の増額を計上したほか、特定環境保全公共下水道志比処理区統合事業において、平成二十八年度からの繰越事業の工事進捗が図られ、本年度施工予定の路線が減となったため、相当する工事費の減額分を計上しております。

 次に、永平寺町債権管理条例の制定については、町が有する債権に関し、債権の分類・債権管理体制・徴収手続き等の必要な事項について定めることにより、債権管理の一層の適正化を図り、公正かつ公平な町民負担の確保と、健全な行財政運営に資することを目的に制定するものであります。

 永平寺町農業委員会の委員等の定数に関する条例の制定については、農業委員会等に関する法律が改正されたことに伴い、永平寺町農業委員会の委員及び農地利用最適化推進委員の定数及び報酬を条例で定めるものです。

 その他、こしの国広域事務組合の解散に伴う財産処分及び事務の承継については、関係自治体と協議するため、地方自治法及びこしの国広域事務組合規約に基づき、議会の議決を求めるものであります。

 以上、定例会に提案いたします議案等について、その概要を申し上げましたが、詳細につきましては、上程の際にご説明いたしますので、慎重にご審議いただき、妥当なご決議を賜りますようお願い申し上げます。

 本定例会の開会にあたり、所信の一端を申し上げましたが、議員各位におかれましは、さらなる町政発展に向けて、一層のご尽力を賜りますようお願い申し上げまして、開会のごあいさつといたします。

情報配信元

総務部門 総合政策課

電話番号:0776-61-3942 
ファックス:0776-61-2434
メール:seisaku@town.eiheiji.fukui.jp
このページの担当にお問い合わせをする(メールフォームへ)