最終更新日:2022年4月28日

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令和4年第3回臨時会 提案説明

令和4年第3回臨時会 提案説明

令和4年第3回永平寺町議会臨時会 開会のあいさつ

 本日、令和4年第3回永平寺町議会臨時会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、公私とも誠にお忙しい中、ご参集を賜り、厚くお礼を申し上げます。 

 また、日ごろから町政推進のため、格段のご尽力とご協力を賜り、重ねて厚く感謝申し上げます。それでは、開会にあたり町政運営の所信の一端を申し述べますとともに、今回ご提案いたします議案等の概要につきまして、ご説明申し上げます。

 ロシアが、力を背景とした一方的な現状変更の試みによるウクライナへの軍事侵攻に踏み切ってから2ヶ月が過ぎました。ロシアのウクライナ侵攻は、原油や穀物などの輸入原材料価格の高騰を引き起こし、日本においては進行中の円安やコロナ禍と重なり、電気代やガス代、輸入資材や食料品の価格が上昇するなど、生活や経済活動に重大な影響を及ぼしています。また、ウクライナ侵攻による物価への影響が本格化するのは夏以降との見込みもあり、今後さらに大きな打撃を受けることも懸念されています。

 このような状況の中、多くの食材が使われている学校や幼稚園、幼児園の給食においても、パンや麺類などの小麦製品を中心に、令和元年比で、平均5%程度の給食材料費の価格上昇がありました。このため、町といたしましては、給食の質と量を維持し、園児・児童・生徒の健全な成長と笑顔あふれるおいしい給食の確保に努めるため、5月から給食材料費の設定額を引き上げ、その価格上昇分については、町が負担することといたしました。今後も食材の高騰が続くことが考えられますが、価格変動を注視し、随時、必要な対策を講じてまいります。

 また、国は、物価高騰対応の緊急対策を決定し、補正予算を編成する方針を示しました。町といたしましては、低所得世帯への支援や、臨時交付金の拡充など、緊急対策に関する情報の収集に努め、県や関係機関と連携を密にしながら、スピード感をもって対策に取り組んでまいります。

 先日、文化芸術によるまちづくりに活動していただける地域おこし協力隊員の谷原佐智さんに辞令を 交付いたしました。谷原さんは、東京芸術大学 大学院 美術研究科 博士課程を修了したほか、フランスで芸術イベント開催に携わった経験があるなど、文化芸術の分野において深い知識と、語学力を活かした海外でのコミュニケーション経験を有しています。

 また、谷原さんは、禅のまち永平寺町で新しい芸術の風を吹かせたいと願っており、町民とともに創りあげる映画製作や、日本唯一のハープの生産地である永平寺町で、誰もがハープに触れて、音楽を通して人の交流を促進する活動に取り組みたいと考えています。

 コロナ禍で、人と人とが触れ合うことが難しく、孤独を感じている方が多いなか、地域おこし協力隊員と町民の皆様との繋がりや一体感の醸成などを支援し、文化芸術が持つ力で、心の豊かさや地域活力の充実、さらには笑顔あふれるまちづくりの推進を図ってまいります。

 それでは、本臨時会にご提案いたします議案について申し上げます。

 本臨時会に提出いたします案件は、「令和3年度永平寺町一般会計補正予算の専決処分の承認について」をはじめとする予算及び条例改正の承認案件6件、「令和4年度永平寺町一般会計補正予算について」の予算案件1件、「永平寺中央浄化センター水処理機械設備更新工事(その1)の請負契約締結について」をはじめとする契約締結および財産の取得案件3件の計10件でございます。

 令和4年度永平寺町一般会計補正予算については、永平寺町みんなのスタンプラリー事業第4弾にかかる費用の他、町営住宅志比堺団地漏水修繕工事にかかる費用など早急に対応が必要な経費を計上しております。

 財産の取得案件のうち、高規格救急車の取得については、高規格救急車を配備してから25年が経過し、車両や高度救命資器材などの老朽化が進んでおります。救急需要が高まる中、新型コロナウイルス感染症への対応をはじめ、あらゆる救急事故事案に対応すべく、最新の高度救命資器材を搭載した高規格救急車を更新するものであります。

 以上、本臨時会の開催にあたり、議案の概要を申し上げましたが、詳細につきましては、上程の際にご説明いたしますので、何卒慎重にご審議いただき、妥当なご決議を賜りますようお願い申し上げまして、開会のご挨拶といたします。

 どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

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